低周波治療器

オムロンHV-F5300とHV-F5500の違いは温熱サポーターだけ、迷ったときの選び方

オムロンの据え置き型温熱低周波治療器2機種を並べて比較するイメージ
トモ

オムロンのHV-F5300とHV-F5500は、2022年3月22日に同時発売された兄弟機です。治療コースは19種類、強さは30段階で、付属パッドも本体の大きさも同じです。

違うのは、HV-F5500に肩・腰・背中を面で温める大型ヒーターサポーターが付くことだけです。

それだけで、2026年9月時点のオムロン公式ストアの価格には1万2000円の差があります。家に電気毛布やホットパックがあるなら、HV-F5300で足りる場合もあります。

この記事で分かるのは、次の4つです。

  • 2機種で共通する機能と、違いが出る唯一の部分
  • 大型ヒーターサポーターでできることと、増える電気代の目安
  • 1万2000円の差額が見合う人・見合わない人
  • 買う前に確かめたいコンセント・使えない人・パッド代

読み終えるころには、温める機能が必要なのか、電気刺激だけで足りるのかを判断できます。

患部集中パッド(HV-KSPAD)の交換代を先に知っておきたい人は、患部集中パッドの交換費用を抑える方法と、互換品の選び方もあわせて読んでください。

HV-F5300とHV-F5500の違いは、大型ヒーターサポーターが付くかどうかの1点だけ

HV-F5300とHV-F5500は、どちらも2022年3月22日に発売されたオムロンの兄弟機です。

両機種の違いは、大型ヒーターサポーターで温められるかどうかの1点に集約されます。

HV-F5500には肩・腰・背中を包み込む大型ヒーターサポーターが付属しており、パッドで電気刺激を与えながらその部位を面で温められます。

HV-F5300にはこのサポーターが付かず、電気刺激だけで治療する構成です。本体のデザイン・操作パネル・パッドの規格・選べる治療コース・強さの段階はすべて共通です。

比較項目HV-F5300HV-F5500
大型ヒーターサポーター付属しない付属する(肩・腰・背中を面で温める)
消費電力12ワット22ワット(うちヒーター16ワット)
オムロン公式ストア価格(2026年9月時点・税込)35800円47800円
治療コース合計19コース合計19コース
強さ調節30段階30段階
付属パッドHV-KSPAD(患部集中パッド)2組4枚HV-KSPAD(患部集中パッド)2組4枚
電源AC100V(家庭用コンセント規格)50/60ヘルツAC100V(家庭用コンセント規格)50/60ヘルツ

温熱を「あったら便利」ではなく「毎回使いたい」と考える人ほど、HV-F5500を選ぶと満足しやすくなります。パッドを貼る流れのまま温熱を足せるので、ホットパックなどを別に出す手間も省けます。

HV-F5300とHV-F5500で共通する治療機能

低周波治療器に付属する4枚の患部集中パッドをテーブルに並べたところ

温めるかどうかを除けば、両機種の治療体験はほぼ同じです。

パッドの位置もコース選択も強さの調整も、どちらの機種でも同じ操作で行えます。

HV-F5300とHV-F5500に共通の19コースと30段階の強さ調節

両機種は、肩・腰・背中・腕・脚など10の部位向けに治療モードを内蔵し、11種類のこり治療と8種類の痛み治療を合わせた合計19コースを搭載します。

強さは30段階で切り替えられ、電源を切っても最後に使った段階が本体に残る仕組みです。翌日も同じ強さで始められるので、毎回ゼロから調整し直す必要はありません。

付属パッドは両機種で共通の患部集中パッドHV-KSPADが2組4枚

付属するパッドは、両機種とも患部集中パッドであるHV-KSPADが2組4枚です。肩と腰の左右に4枚同時に貼れば、こりが広くつながっている範囲を1回でカバーできます。

粘着力が落ちてきたら水洗いで戻る場合もありますが、目安は約30回で交換です。購入後もパッド代がかかり続けることを、年間の維持費として見込んでおくと安心です。

互換パッドを含めた温熱対応パッドの選び方は、低周波治療器の温熱パッドを解説した記事に別途まとめてあります。

本体サイズ・質量・電源はHV-F5300とHV-F5500で同じ

本体の外形寸法は約195ミリ×234ミリ×210ミリ、質量は約1200グラムで、両機種とも共通です。

電源は日本の家庭用コンセントの電圧規格であるAC100V(50/60ヘルツ)で、コードで接続する据え置き型です。

電池やバッテリーで屋外へ持ち出す想定はされていないので、据え置きの電気治療器として自宅の決まった場所で使う機種と考えてください。

持ち出して使いたい場合は、電池式やコードレスのオムロン機種を先に検討したほうが、買い直しの出費を防げます。

HV-F5500に付く大型ヒーターサポーターでできること

肩に大型ヒーターサポーターをあてがう手元のイメージ

上位機であるHV-F5500で価格が上乗せされている主な理由は、この大型ヒーターサポーターの存在です。同時に消費電力もHV-F5300より上がります。

大型ヒーターサポーターは肩・腰・背中を面で温めながら電気刺激ができる

大型ヒーターサポーターは、肩・腰・背中に巻いて使う布状の付属品です。サポーターの中にパッドを配置して肌に貼ると、電気刺激で筋肉を動かしながらその周辺を面で温められます。

冷えて硬くなっている部位に温めと電気刺激を同時に当てるやり方で、入浴やホットパックで温めてから電気治療器を使う手順が1回で済みます。

冬場や冷房の効いた部屋で使う機会が多い人ほど、この工程削減の効果を実感しやすくなります。

HV-F5500の消費電力22ワット、HV-F5300の12ワットの差

消費電力を比べると、上位機のHV-F5500は22ワットです。うちヒーターが16ワットを占めます。

ノーマル機のHV-F5300は12ワットで、両機種の差は10ワットにとどまり、HV-F5500を1日30分使ったときに増える電気代は月に数十円程度に収まります。

コンセントを他の家電と共有している場所に置くときは、22ワットの負荷がかかる前提で位置を決めてください。ヒーターを切ってサポーターだけを装着すれば消費電力は下がりますが、温める効果はなくなります。

温熱低周波治療器HV-F5300とHV-F5500の価格差1万2000円は、大型ヒーターサポーターの有無に見合うか

2026年9月時点のオムロン公式ストアの価格は、HV-F5300が35800円、HV-F5500が47800円です(どちらも税込)。

両者の差額は1万2000円で、決して小さくない金額です。価格は購入先や時期によって変わるので、買う前に最新の価格を確かめてください。

消費電力の増加も含めて、1万2000円の差額に見合う価値を大型ヒーターサポーターに見いだせるかで、機種の選択が決まります。

温めと電気刺激を1台で済ませたい人はHV-F5500

冷えて硬くなった肩や腰へ、温めと電気刺激を同時に当てたい場合はHV-F5500が向きます。

冬場や冷房の効いた部屋で使う機会が多い人にも向く機種です。

ホットパックを別に用意するのが面倒だと感じる人や、家族の中に温めを重視する人がいる場合ほど、大型ヒーターサポーターを使う場面が増える傾向です。

家に温める道具があるならHV-F5300

家に電気毛布やホットパックがすでにある人は、HV-F5300で足ります。入浴後の温まった状態で使う人や、夏場に涼しい部屋で短時間だけ使う人にも同じ機種で対応できます。

HV-F5300でも日々の使い勝手は変わらないので、差額の1万2000円はパッドの交換代や別のセルフケアグッズに回せます。

オムロンの低周波治療器の機種ごとの選び分けは、オムロンの低周波治療器を機種で比較した記事にまとめてあります。他機種と並べて確かめると、2機種の位置づけが整理できます。

HV-F5300・HV-F5500を購入前に確認したい3つの注意点

据え置き型電気治療器の電源プラグを家庭用コンセントに差し込む手元

治療機能や価格差を理解したうえで、購入前にもう一段だけ現実的な条件を確かめておくと、届いてから使えないことに気づく失敗を防げます。

家庭用コンセントAC100Vが必要で、コードレスでは使えない

電源仕様として、HV-F5300とHV-F5500はどちらもAC100Vの家庭用コンセントに接続して動きます。電池では動かず、コードなしでは使えません。

ソファやベッドで使う予定の人は、コンセントの位置と延長コードの長さを先に測っておくと、届いてから配置に困りません。

持ち運びを重視するなら、この2機種は候補から外し、電池式やコードレスのオムロン機種を検討してください。

HV-F5300・HV-F5500の電気治療を避けるべき人と、パッドを貼ってはいけない部位

心臓ペースメーカーや植込み型除細動器などの医用電気機器を装着している人は、HV-F5300もHV-F5500も使えません。

悪性腫瘍のある人や心臓・脳神経に異常のある人は、医師に相談してから使うかどうかを決めてください。妊娠している人や熱がある人も、自己判断で使わず医師への相談が必要です。

また、首から上、胸の上、目の周り、傷や湿疹のある部位にはパッドを貼れません。

自分の条件が当てはまるかどうかは、低周波治療器を使ってはいけない人とパッドを貼ってはいけない部位をまとめた記事で確かめてから購入を決めてください。

HV-KSPADの交換代は買ったあとも継続してかかる

付属のHV-KSPADは、目安として約30回の使用で交換になり、1日1回使う人は約1ヶ月で1組の4枚を消費する計算です。

純正パッドを買い続けるか、互換パッドで単価を抑えるかで年間コストは大きく変わります。水洗いで粘着力を延ばして交換頻度を下げる工夫も、選択肢に入ります。

パッド代の考え方は機器を選んだあとの維持費に直結するので、購入前に一度目を通しておくと安心です。

患部集中パッドの交換費用を抑える方法は、次の記事にまとめています。

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よくある質問

Q. HV-F5300とHV-F5500のパッドは同じ規格ですか?

両機種とも患部集中パッドであるHV-KSPADを2組(4枚)付属しており、パッドの規格は共通です。

片方の機種で使っていたHV-KSPADを、もう一方の機種でもそのまま使えます。

Q. HV-F5500のヒーターだけを切って、HV-F5300と同じ電気治療器の使い方はできますか?

上位機のHV-F5500では、ヒーターを切ってサポーターだけを装着することもできます。

ただしその状態では温める効果はありません。温めを使わない前提なら、初めから価格の低いHV-F5300で足りるはずです。

Q. HV-F5300とHV-F5500は屋外や旅行先で使えますか?

両機種ともAC100Vの家庭用コンセントに接続して使う据え置き型で、電池やバッテリーでは動きません。

屋外や旅行先で使いたい人は、この2機種ではなく電池式やコードレスのオムロン機種を検討してください。

Q. HV-F5300とHV-F5500の治療コースの数に違いはありますか?

治療コースは両機種とも合計19コース(こり治療11+痛み治療8)で同じです。

強さ調節も両機種とも30段階で共通しており、温める機能の有無を除けば、選べるコースと段階は同一です。

まとめ

本記事では、HV-F5300とHV-F5500の違いを整理し、どちらを選ぶかの判断軸をまとめました。

  • 両機種の違いは大型ヒーターサポーターの有無1点で、治療コース・強さ段階・パッド規格・本体サイズは共通
  • 2026年9月時点のオムロン公式ストアの価格差は1万2000円(HV-F5300が35800円、HV-F5500が47800円)
  • 消費電力はHV-F5500が22ワット(ヒーター16ワット)、HV-F5300が12ワット
  • 温めと電気刺激を1台で済ませたい人はHV-F5500、家に温める道具がある人はHV-F5300で足りる
  • 両機種ともAC100V専用で持ち出せず、HV-KSPADの交換代は購入後も継続してかかる

自分がHV-F5300とHV-F5500のどちらの機種を使い続けるかを想像してください。

HV-F5500の温熱サポーターに毎回手を伸ばす場面が浮かぶならHV-F5500、浮かばないならHV-F5300を選ぶ判断で足ります。

どちらを選んでも患部集中パッドの交換は続くので、費用の抑え方を次の記事で確かめてください。

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低周波治療器専門ブロガー
元工場勤務の37歳。現場作業で痛めた腰を救ってくれた低周波治療器に魅了され、専門ブログ「ビリログ」を開設。現在は大阪で2人の子供を育てる傍ら、数々のセルフケア機器を検証中。実体験に基づいた低周波治療器のレビューなどを本音でお届けします。
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