オムロンのロングライフパッドを300回使い切る洗い方と、2種類の選び分け
オムロンのロングライフパッドは、水洗いをはさみながら約300回まで使えます。
ただし、その回数に届くかどうかは洗い方で決まります。30回の使用につき1回、洗うのは合計10回までという決まった間隔があるからです。
ホワイトとグレーの2種類があり、対応する本体の機種が違う点にも注意が必要です。この記事では、2種類の選び分け、洗う間隔と手順、避けたい扱い方、替えどきのサインを順にまとめます。

パッドが約300回使えるのは、洗って粘着力を戻せるから

ロングライフパッドが普通のパッドと違うのは、使える回数の長さです。
パッドの使える回数、1年あたりの目安、長持ちする仕組みの順に見ていきます。
一般的なパッドが30〜60回のところ、約300回まで使える
ロングライフパッドは、水洗いすることで約300回まで繰り返し使えます。
一方、一般的な低周波治療器の粘着パッドは30〜60回ほどが目安とされるものが多く、消耗が早いと感じる方も少なくありません。
買い替えの回数がそのまま減るぶん、消耗品代を抑えやすい設計になっています。
毎日1回使うと、300回はおよそ10か月分にあたる
毎日1回使う方なら、300回はおよそ10か月分にあたります。
一般的なパッドが1〜2か月で交換になることを考えると、買い物に行く回数からして変わってくるでしょう。
1組2枚入りで買えるため、複数の場所へ同時にパッドを貼っても費用を抑えられます。
長持ちする理由は、ゲルの汚れを洗い落とせること
パッドの粘着面には、肌に密着して電気を伝えるゲルが使われています。
使ううちに皮脂や汗でゲルが汚れ、貼りつきが落ちてきます。その汚れを水で落とせるから、粘着力が戻るという仕組みです。
もうひとつ、端に剥がしやすいつまみが付いているのも扱いやすい点。粘着面に指を触れずに剥がせます。
細かい部分ですが、毎日使う道具としては効いてくるところです。
ホワイトとグレーは、色ではなく対応機種で選び分ける

ロングライフパッドを探すと、ホワイトとグレーの2種類が出てきます。
価格も寿命も同じ。違うのは対応する本体の機種です。
ここを間違えると、取り付けられないパッドを買うことになります。買う前に必ず確かめてください。
違うのは色と対応機種の2点だけ
2種類の中身を並べると、次のとおりです。
| 項目 | ホワイト(HV-LLPAD) | グレー(HV-LLPAD-GY) |
|---|---|---|
| 使える回数 | 約300回 | 約300回 |
| 水洗いできる回数 | 合計10回まで | 合計10回まで |
| 入り数 | 1組2枚入 | 1組2枚入 |
| 対応機種 | 主にHV-F120番台・HV-F900シリーズなど | 主にHV-F010〜F022・HV-F120番台など |
価格、寿命、お手入れの方法はまったく同じ。違うのは色と対応機種の2点だけです。
ホワイト(HV-LLPAD)を取り付けられる機種
お使いの機器の型番を、次の一覧と照らし合わせてください。
HV-F124P / HV-F125 / HV-F126 / HV-F127 / HV-F128 / HV-F129 / HV-F130 / HV-F131 / HV-F140 / HV-F141 / HV-F900-V6 / HV-F900-JE4 / HV-F021-J3W
グレー(HV-LLPAD-GY)を取り付けられる機種
HV-F010 / HV-F011 / HV-F012 / HV-F013 / HV-F021 / HV-F022 / HV-F124P / HV-F125 / HV-F126 / HV-F127 / HV-F128 / HV-F158 / HV-F230 / HV-F900
対応機種は予告なく変わる場合があります。最新の情報はオムロンの公式サイトでご確認ください。
ロングライフパッドを使えない機種もある
オムロンの低周波治療器には、ロングライフパッドを取り付けられない機種もあります。
そうした機種には、ジャンボパッド(HV-JPAD)や温熱低周波治療器用のパッド(HV-PAD-3)など専用のものが用意されています。
オムロンの機器だからロングライフパッドが使えるはず、という思い込みは避けてください。本体の型番を確かめてから買うのが確実です。
水洗いは30回に1回、合計10回まで

洗えることは知っていても、どれくらいの間隔で洗えばよいのかは分かりにくいところです。
実は間隔を間違えると、かえって寿命を縮めます。
洗いすぎても、洗わなすぎても寿命が縮む
汚れたらその都度洗えばいい、と思ってしまいがちですが、そうではありません。
まだ粘着力があるからと放置しすぎるのも、汚れが気になるからと週に1回洗うのも、どちらも寿命を縮めます。
決まった間隔を守ることが、いちばん長持ちさせる方法です。
30回に1回を10回繰り返すと、ちょうど300回になる
水洗いの目安は、使用30回につき1回、合計10回までです。毎日使うなら、およそ1か月に1回のペースになります。
見落としやすいのが、後半の「合計10回まで」という上限のほう。
水洗いは粘着力を戻すためのものですが、洗うたびにゲルは少しずつ傷みます。10回を超えて洗い続けると、戻りにくくなります。
30回×10回でちょうど300回。30回使ったら1回洗う、それを10回繰り返すのが、寿命を使い切る形になります。
ゲルを傷めない、水洗いの4ステップ

水で洗えばよい、と思われがちですが、洗い方そのものが結果を左右します。
強めにこするとゲルがよれて、かえって貼りつきが落ちてしまいます。手順は次の4つです。
ステップ1:電源を切り、コードをパッドから外す
パッドを使い終わったら、まず本体の電源を切ってコードを外してください。
コードをつないだまま洗うと、接続部分が傷みます。
ステップ2:少量の水を当てながら、指先で数秒なでる
当てる水は少量で十分。大量にかける必要はありません。
指先でやさしくなでるように、数秒で汚れを落とす程度にしてください。
強くこすったり、石けんや洗剤を使ったりしないでください。ゲルの表面が傷みます。
ステップ3:水気を切り、粘着面を上にして少し乾かす
洗い終わったらパッドをやさしく振って水気を切ります。ごしごし拭き取るのは避けてください。
そのあと粘着面を上に向けて置きます。完全に乾かす必要はなく、表面のべたつきが落ち着く程度で構いません。
ステップ4:導子収納具に軽く貼り付けて保管する
乾いたら、付属の導子収納具(パッドを貼り付けて保管する透明な台紙)へそっと貼り付けます。
粘着面を出したまま置いておくと、ほこりやごみが付いて貼りつきが落ちる原因になります。

寿命を縮める5つの扱い方

正しく洗っていても、乾かし方や保管の仕方でゲルは傷みます。
次の5つは、300回という寿命を大きく縮めてしまう扱い方です。
| やってしまいがちな扱い方 | ゲルに起きること |
|---|---|
| 洗剤や石けんを使う | 成分でゲルが傷む |
| ごしごしこする | 表面に傷が入る |
| ドライヤーで乾かす | 熱で硬くなる |
| 粘着面を下にして置く | ほこりと繊維が付く |
| 日の当たる場所に保管する | 紫外線と熱で固まる |
洗剤や石けんは、ゲルの成分を傷める
ゲルは化学成分に弱く、洗剤や石けんを使うと傷みが進みます。
汚れが気になっても、水だけでやさしく洗うのが基本です。
ごしごしこすると、粘着力が戻らなくなる
強くこするとゲルの表面に傷が入り、粘着力が元に戻らなくなります。
洗うときは指の腹でなでるように、やさしく汚れを落としてください。
ドライヤーの熱風は、ゲルを硬くする
乾かすときに熱風を当てるとゲルが変質し、硬くなって貼りつきが落ちます。
乾かすのは自然乾燥だけにしてください。
粘着面を下にして置くと、ほこりが付く
粘着面を下に向けると、ほこりや繊維が付きやすくなります。
乾かすときも保管するときも、粘着面を上に向けて清潔な場所に置いてください。
日の当たる場所に置くと、ゲルが固まる
紫外線と高温は、ゲルが硬くなる原因になります。
保管するのは日の当たらない、風通しのよい涼しい場所を選んでください。
べたつく、剥がれるときの対処

洗ったのに粘着力が戻らない、逆にべたつきすぎて気持ち悪い。どちらもよく聞く悩みです。
原因は違うところにあることが多いため、症状ごとに見ていきます。
粘着力が戻らないときは、乾燥と保管場所を見直す
洗ってもうまく貼り付かないとき、まず確かめたいのは乾燥が足りているかどうかです。
水気が残ったまま使うと、ゲルは本来の粘着力を出せません。焦らず、もう少し乾かしてから試してみてください。
次に見直したいのが保管場所。浴室の近くや夏場の車内のような高温多湿の場所では、ゲルが柔らかくなりすぎることがあります。
引き出しや棚など、室温が安定した場所に置いてください。
夏にゲルが柔らかくなりすぎたら、冷蔵室で一晩置く
粘着面がべたついたり剥がれやすくなったりしたときは、冷蔵庫の冷蔵室で一晩置くと粘着力が戻る場合があります。
湿度の高い野菜室は避けてください。オムロンの取扱説明書にも同じ方法が載っています。
ただし、これはあくまでその場をしのぐ方法。ゲルそのものが傷んでいる場合は戻りません。
べたつきが強すぎるときは、乾燥が足りていない
逆にべたつきが強くて使いにくいときは、洗ったあとの乾燥が足りていない可能性が高いところ。
粘着面が湿ったまま貼ると、ゲルが肌に密着しすぎてしまいます。しっかり乾かせば、たいていは落ち着きます。
買い替えを決める4つのサイン

どれだけ丁寧に扱っても、消耗品にはいつか寿命が来ます。
このパッドはまだ使える気がする、と粘って使い続けると、電気の伝わり方にむらが出ます。次の4つを目安にしてください。
サイン1:水洗いしても粘着力が戻らない
これがもっともはっきりしたサインです。
正しい手順で洗い、十分に乾かしても肌に貼り付かなくなったら、ゲルが限界を迎えています。
サイン2:パッドの縁がよれてきた、破れてきた
粘着面だけでなく、パッドの土台そのものが傷んでいることもあります。
端がぼろぼろになってきたら、貼りつきの問題だけでなく衛生の面でも替えどきです。
サイン3:同じ設定なのに、刺激が弱く感じる
粘着力が落ちると肌との接し方が不安定になり、電気の流れ方が変わります。
いつもと感じ方が違うときは、まず本体の強さの設定を確かめてください。それでも変わらなければ、パッドの傷みを疑います。
サイン4:使った回数が300回に近づいてきた
粘着力の変化は少しずつなので、使った回数を記録しておくと替えどきに気づきやすくなります。
スマートフォンのメモに今日で何回目と残しておくと、替えどきを回数で判断できます。
傷んだパッドを使い続けると、肌への負担になる
粘着面が傷んだパッドは、取り替えるのが前提です。
パッドは一般医療機器にあたるため、傷んだ状態のまま使い続けないことが大切です。
寿命を超えたパッドを使うのは、節約になるどころか肌への負担につながりかねません。
よくある質問
Q. 洗える回数の10回を数えていませんでした。どうすればよいですか?
回数が分からなくなったら、洗ったあとの戻り方で判断してください。
洗っても貼りつきが戻らなくなった時点が、回数に関係なく替えどきです。
Q. ホワイトとグレーで、粘着力に違いはありますか?
パッドの使える回数も水洗いできる回数も同じで、粘着の仕様に違いはありません。
選び分けるのは対応機種だけです。色で迷う必要はありません。
Q. 両方の一覧に載っている機種は、どちらを買えばよいですか?
どちらの一覧にも入っている型番なら、どちらでも取り付けられます。
迷う場合は、今使っているパッドと同じ色を選ぶと確実です。
Q. 300回に届く前に粘着力が落ちるのは、なぜですか?
300回は、洗う間隔を守った場合の目安です。貼る部位や汗のかき方で前後します。
洗いすぎ、粘着面に指が触れる、日の当たる場所での保管も、届かない原因になります。
まとめ:洗う間隔を守れば、300回まで使い切れる
オムロンのロングライフパッドは、約300回使えて、30回に1回・合計10回まで水洗いで粘着力を戻せるパッドです。
この記事で押さえておきたい点をまとめます。
- ホワイトとグレーは対応機種が違う。買う前に本体の型番を確かめる
- 水洗いの間隔は30回に1回、上限は合計10回まで
- 洗い方は少量の水と指先で数秒。洗剤とごしごし洗いは避ける
- 乾かすのは自然乾燥だけ。ドライヤーは使わない
- 保管は導子収納具に貼り付け、直射日光と高温多湿を避ける
- 洗っても粘着力が戻らなくなったら、迷わず買い替える
ここまでを守るだけで、パッドの持ちは変わってくるはず。
お使いの機種にロングライフパッドが対応していない場合は、長寿命をうたう互換パッドという選択肢もあります。
低周波治療器用のパッドを扱う通販サイトであるRYNEXT+も、その一例。当サイト(ビリログ)とは別のサイトです。

参考文献・参照URL
- 低周波治療器 エレパルス用 ロングライフパッド HV-LLPAD(1組2枚入)
- 低周波治療器 ロングライフパッド グレー HV-LLPAD-GY(1組2枚入)
- オムロン よくあるご質問(パッドのお手入れ方法)

