コード式とコードレス低周波治療器の違いと選び方
低周波治療器には、コンセントにつなぐ据え置きのコード式と、充電して使うコードレスがあります。オムロンの機種では、本体の重さが約1200gと約42gで、30倍近く違います。
据え置き型はボタンとダイヤルで操作し、19種類のコースや温める機能を使えます。コードレスは貼ったまま動けますが、操作はスマートフォンのアプリだけです。
どちらが上ということはなく、家でじっくり使うか、外で短く使うかで向く方式が決まります。
この記事で分かるのは、次の4つです。
- コード式とコードレスの仕組みの違い
- それぞれが向く人と、向かない場面
- 動きやすさ・電源・パッド・操作・持ち運ぶ部品の比較
- コードレスの低周波治療器でも使ってはいけない場面
一番多く使う場面を決めれば、自分に合う形を1つに絞れます。
HV-F5500のように患部集中パッドを使う機種を考えている人は、患部集中パッドの交換費用を抑える方法と、互換品の選び方も参考にしてください。
低周波治療器の「コード式」と「コードレス」は何が違うか
コード式とコードレスの違いは、本体とパッドをつなぐコードの有無と、電気をどこから取るかにあります。まずは2機種で、それぞれの動く仕組みを確かめておきましょう。
据え置きのコード式はコンセントと導子コードで動く
HV-F5500は専用の電源アダプタで家庭用コンセントにつなぎ、導子コードで本体とパッドをつなぎます。本体の質量は約1200gで、置き場所を決めて使う機器です。
付属の大型ヒーターサポーターで肩や腰を温めながら本体を使えるのも、据え置き型ならではです。
1回の治療は30分で自動的に電源が切れるので、ソファなどに座ってじっくり使う機器だと考えてください。
コードレスは本体とパッドが一体でスマートフォンから操作する
HV-F601T1は本体とパッドが一体でコードがなく、内蔵の充電池で動きます。本体は約42gと軽く、服の下に貼っても邪魔になりにくい大きさです。
治療モードや強さの切り替えは、スマートフォンの専用アプリから行います。スマートフォンがないと操作できない点は、買う前に確かめておきましょう。
充電には約8時間かかり、満充電なら1日1回30分の使用で約6回使えます。職場や旅行先へ持ち出し、休憩中に肩へ貼っておけるのがコードレスの強みです。
コード式の低周波治療器が向く人と使い方

コード式は、家で毎日決まった時間に、肩や腰へじっくり使いたい人に向きます。充電残量を気にせず、思い立ったときにすぐ始められるからです。
コード式低周波治療器のメリット
HV-F5500は、こりや痛みに合わせて選べる19種類の治療コースと30段階の強さ調節を備えています。操作は本体のボタンとダイヤルで行い、画面で残り時間も確かめられます。
ヒーター機能は単独でも、本体のこり治療や痛み治療と同時にも使えるのが特徴です。温めながらケアしたい人にとって、据え置き型を選ぶ理由になるはずです。
コード式低周波治療器が向かない場面
据え置きのコード式は、動きながら使う用途には向きません。導子コードの届く範囲でしか動けず、立ち上がるたびにコードを気にすることになります。
HV-F5500の取扱説明書でも、導子コードを無理に引っ張らないよう注意しています。家事や通勤の合間に使いたい人は、コードレスを選んだほうが失敗しにくいです。
コードレスの低周波治療器が向く人と使い方

コードレスは、職場や外出先、家事の合間に短く使いたい人に向きます。コードが服に引っかからないので、貼ったまま座って仕事を続けられます。
コードレス低周波治療器のメリット
HV-F601T1には、本体と充電器、充電ケーブルをまとめて入れられる専用の収納ケースが付属します。荷物を減らしたい出張やスポーツの遠征にも持ち出しやすい作りです。
本体は満充電で約6回使えるので、1日1回のペースなら6日に1回の充電で回せます。
コードレス低周波治療器が向かない場面
HV-F601T1は本体1台にパッドMが1枚付いたセットなので、そのままでは腰の左右を同時にケアできません。
本体は最大2台まで同時に操作できますが、2台目の本体は別に用意する必要があります。本体を2台で使う場合も、パッドを胸の両側や左右の胸にまたがる位置へ貼らないでください。
自動コースが多い据え置き型と比べると、1か所を短時間ケアする道具と割り切ったほうが選びやすくなります。
コード式とコードレスの低周波治療器を比べる5つの点
コード式とコードレスは、動きやすさ・電源・パッド・操作・持ち運ぶ部品の5点で比べると、自分に合うほうを絞りやすくなります。まず2機種の違いを表で並べました。
| 比べる点 | コード式(HV-F5500) | コードレス(HV-F601T1) |
|---|---|---|
| 動きやすさ | 導子コードの届く範囲で使う(本体約1200g) | 体に貼ったまま動ける(本体約42g) |
| 電源 | 専用の電源アダプタでコンセントへ(30分で自動的に電源オフ) | 充電式(充電約8時間・定格30分・満充電で約6回) |
| パッド | 患部集中パッド(2枚1組)が2組 | 本体と一体のパッドMが1枚 |
| 操作 | 本体のボタンとダイヤル | スマートフォンの専用アプリ |
| 持ち運ぶ部品 | 据え置きで使うため持ち歩かない前提 | 本体・専用充電器・電源アダプタ・パッドホルダー |
表の中でも、特に差が大きいのは動きやすさと操作の仕方です。続けて1点ずつ、選ぶときに見ておきたいところを説明します。
低周波治療器を装着中の動きやすさ
コード式の低周波治療器は、導子コードの届く範囲でしか動けないので座ったまま使う前提です。コードレスの本体は体に貼るだけなので、事務作業をしながらでも使えます。
使う間に動きたいかどうかを先に決めておくと、どちらにするかの迷いがぐっと減ります。
低周波治療器の電源の準備
コード式は、使う場所の近くにコンセントが必要です。ソファやベッドの横にコンセントがあるか、延長コードが要らないかを買う前に確かめてください。
コードレスは充電に約8時間かかります。夜のうちに充電しておく習慣をつけると、使いたいときに電池切れで待たずに済みます。
低周波治療器のパッドの形と交換
HV-F5500は患部集中パッドを導子コードにつなぐ方式で、交換用のパッドも別売されています。HV-F601T1も、専用のコードレスパッドが大小2サイズで別売されています。
コードレスのパッドは約30回が交換の目安です。1組あたりの価格と入手しやすさを、購入前にメーカーの通販ページで確かめておくと安心です。
HV-F5500の患部集中パッドを安く替える方法は、次の記事にまとめています。

低周波治療器の操作の仕方
HV-F5500は、本体のボタンでコースを選び、ダイヤルで強さを変えます。画面にパッドを貼る位置や残り時間が出るので、機械が苦手な人でも手順を追いやすい作りです。
HV-F601T1は、スマートフォンのアプリで強さを上げ下げします。アプリの操作に慣れていない人は、家族に初期設定を手伝ってもらうと始めやすくなります。
コードレス低周波治療器で持ち運ぶ部品と収納

コードレスは本体の他に、専用充電器と専用の電源アダプタ、パッドホルダーが付属します。出先で充電器を忘れると、電池が切れた時点で本体が使えなくなるので注意が必要です。
本体を使い終えたらパッドをパッドホルダーに戻して収納ケースへしまうと決めておくと、部品をなくしにくくなります。
コードレス低周波治療器でも、運転中や機械の操作中には使わない
コードレスの低周波治療器は動きながら使えるので、外出中も貼ったまま使えます。しかし、自動車などの運転や、危険を伴う機械の操作をしながら使ってはいけません。
強い刺激を受けると、事故やトラブルにつながる恐れがあるからです。HV-F601T1の取扱説明書では、就寝時や入浴しながらの使用も禁止されています。
歩きながら強さを上げると、思わぬ刺激に驚くことがあります。強さを変えるときは立ち止まってから操作してください。
低周波治療器をコード式かコードレスかで決める手順
低周波治療器を選ぶときは、次の順で考えると迷いにくくなります。
- 一番多く使う場面を1つ決める(家のソファか、職場や外出先か)
- その場面で動きたいか、座ったまま機器を使えるかを考える
- 家なら据え置きのコード式、外なら充電式のコードレスを選ぶ
- コンセントが近くにあるか、スマートフォンで操作できるかを確かめる
家で腰に長く使うならコード式、外で肩に短時間貼るならコードレスが基本の分け方です。両方欲しくなったら、家で使う1台を先に決めてから持ち歩き用を足すと失敗しにくくなります。
機種ごとの機能差まで比べたい人は、低周波治療器のおすすめと選び方を参考にしてください。
低周波治療器の使い方から確かめたい人は、低周波治療器の基礎知識も読んでおくと安心です。
よくある質問
Q. コード式とコードレスの低周波治療器を1台ずつ持つのは無駄ですか?
使う場面が違うので、無駄にはなりません。家で腰にじっくり使うならコード式、外出先で肩へ短時間貼るならコードレスと、役割を分けられます。
Q. コードレスの低周波治療器で腰の左右を同時にケアできますか?
HV-F601T1は本体1台入りなので、そのままでは1か所ずつのケアになります。本体は2台まで同時に操作できるので、左右に使いたい場合は2台目の本体を用意してください。
Q. コードレスの低周波治療器を貼ったまま歩いてもいいですか?
家の中を移動する程度なら、コードが引っかかる心配はありません。ただし、自動車の運転中や危険を伴う機械の操作中は使わず、強さを変えるときは立ち止まってください。
まとめ
コード式とコードレスの低周波治療器は、動きやすさ・電源・パッド・操作・持ち運ぶ部品の5点で選び分けます。購入前に確かめたい要点は次のとおりです。
- 家で肩や腰にじっくり使うなら、据え置きのコード式(HV-F5500は約1200g・30分で自動的に電源オフ)
- 職場や外出先で短く使うなら、充電式のコードレス(HV-F601T1は約42g・満充電で約6回)
- コードレスの本体はスマートフォンのアプリで操作するので、手元のスマートフォンに対応するか確かめる
- コンセントの位置と、充電を回すリズムを自分の生活に当てはめて考える
- 交換パッドの価格と入手しやすさを購入前に確かめる
一番多く使う場面を1つ決めれば、どちらを選ぶかは自然に決まります。置き場所、動きやすさ、充電のリズムを、購入前に一つずつ確かめてください。
患部集中パッドを使う機種を選んだ場合は、交換代の抑え方を次の記事で確かめてください。

参考情報
- コードレス低周波治療器 HV-F601T1 取扱説明書(オムロンヘルスケア)
- 電気治療器 HV-F5500 商品詳細(オムロンヘルスケアストア)
- 電気治療器 HV-F5500・HV-F5300・HV-F9550 取扱説明書(オムロンヘルスケア)
- 低周波治療器 機能比較表(オムロンヘルスケアストア)
- スポーツ後の筋肉疲労ケアを手軽におこなえる、コードレス低周波治療器HV-F601T1を7月16日に発売(オムロンヘルスケア/共同通信PRワイヤー)

