低周波治療器

低周波治療器がピリピリ痛い原因は?刺激を下げる確認ポイント

肩に手を当てて低周波治療器の刺激に違和感を覚える様子を示すイラスト
トモ

低周波治療器のスイッチを入れた瞬間に、パッドの下でチクッと刺すような痛みが走ることがあります。肩や腰をほぐしたいのに、途中で止めてしまう人は少なくありません。

このまま我慢して使い続けると、パッドの下が赤くなり火傷のような症状につながる場合もあります。

強度を最大まで上げなくても、パッドの端が浮いているだけで刺激は一点に集中して痛くなります。原因はパッド・貼り方・強度・肌のどこかにあることが多いです。

この記事では、低周波治療器の刺激がピリピリ痛いときに家庭で確かめられる4つの点を、順番に紹介します。赤みやしびれが続いた場合の対処もまとめました。

パッドの端が浮いて交換を考えている人は、パッドを安く交換する方法と、種類別の互換品の選び方を先に読むと判断しやすくなります。

低周波治療器の刺激がピリピリ痛いときに最初に確かめる4つのこと

低周波治療器の刺激が痛い・ピリピリすると感じたら、最初にスイッチを止めてください。強度をゼロにするのではなく動作自体を止めます。

動いたまま貼り直すと、剥がした瞬間に電流が肌の狭い範囲へ流れて余計に痛むことがあります。

確かめる順番は次の4つです。この順に見ると、家庭で直せる原因のほとんどが見つかります。

  • パッドの状態(乾燥・汚れ・端の浮き・粘着力の低下)
  • パッドの貼り方(パッド同士の間隔、骨の上、左右分け)
  • 強度の設定と上げ方
  • 肌の状態(汗・皮脂・保湿剤の残り)

順番を守るのには理由があります。強度を下げても痛みが消えないケースの多くは、パッドか貼り方に原因があるからです。

強度から見直しても、パッドの端が浮いていれば下げた強度でも同じ場所が痛くなります。パッド・貼り方の順に確かめてから強度に触るほうが原因の切り分けが早くなります。

パッドが乾いていないか、粘着面に汚れがないか確かめる

パッドの端が浮いて電流が一点に集中する様子と、しっかり密着した状態を比較した図解

まず低周波治療器のパッドを本体から外し、粘着面を確認します。指で軽く触ってペタッと吸い付く感触が残っているかを見てください。

表面がカサついてサラサラしていたり、ゲルの端が縮んでフィルムから浮いていたら水分が抜けています。

粘着面に糸くずや髪の毛、皮脂の白い塊が付いている場合もあります。粘着面のゴミや汚れは水を1〜2滴垂らして取り除くのが安全です。

ティッシュで拭き取ると繊維が残るので、指の腹で軽くなでて落とします。粘着面が密着すれば、電気は面全体に均等に流れて刺激が和らぎます。

パッドの端が浮くと刺激が集中して痛くなる

低周波治療器の刺激が刺すように感じる原因で最も多いのは、パッドと肌の間にできた隙間です。

パッドと肌に隙間があると刺激が強くなり痛みを感じ、場合によっては火傷などの皮膚障害を起こすおそれがあるため、貼ったあとの隙間チェックは欠かせません。

肌に貼ったあと、パッドの四隅を指の腹で押して端が浮いていないか確かめます。肩甲骨の内側や腰の丸みなど凹凸のある部位は端が浮きやすい場所です。

  • 肩甲骨の内側
  • 腰の丸みの外側
  • 膝の内側や外側

浮いた状態で電源を入れると密着している場所へ電流が集まり、その部分がチクチク痛みます。貼る部位を少しずらすかパッドの大きさを変えると、それだけで解決することも多いです。

肩の丸みには小さめのパッドが向きます。腰の広い面には大きめのパッドを合わせると密着しやすくなります。

パッドの粘着力が落ちたら水洗いか交換で対処する

粘着力が弱くなった低周波治療器のパッドを使うと、皮膚との接触面が不均一になり、電流が一部に集中して火傷や炎症の原因になるおそれがあります。

粘着力が落ちたと感じたパッドは、我慢せずに水洗いで戻るか試し、戻らなければ新しいものへ交換してください。

次の3つのどれかが当てはまるなら、粘着力の寿命が近づいています。

  • 粘着面を指で触ってもペタッと吸い付かない
  • はがすときにフィルムから浮きやすい
  • 貼っても端がすぐめくれる

水洗いで一時的に戻ることもありますが、目安の回数を超えて戻らなければ新しいパッドに替えるほうが安全です。

オムロンのロングライフパッドは水洗いで約300回繰り返し使えます。このパッドが使えるのはHV-F010やHV-F022などの乾電池式の家庭用機種です。

水洗いの手順や純正と互換パッドの選び方は別記事の「低周波治療器パッドの粘着力を復活させる正しい方法」で扱っています。

新しいパッドへ替えるときは、使っているパッドに合う互換品の選び方を次の記事で確かめてください。

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ほかのパッドを使っている人は、パッドの種類に合わせて次の記事を参考にしてください。

使っているパッドの種類は、本体の型番から取扱説明書で確かめられます。

パッドの貼り方が原因で強い刺激が出ていないか確かめる

パッドを指2〜3本ぶん離してこりを挟むように貼る位置を示す図解

パッドの状態に問題がなければ、低周波治療器のパッドの貼り方を見直します。

パッドの貼り方の間違いは、次の3つが代表的です。

  • パッド同士の間隔が近すぎる
  • 骨の上に貼る
  • 左右の手足に分けて貼る

いずれも強度を上げていなくても強い刺激が出る原因になります。1つずつ順番に見ていきます。

パッドとパッドの間隔が近すぎると刺激が刺すように感じる

低周波治療器は、2枚のパッドの間を電気が流れる仕組みです。パッド同士が近すぎると電流の通り道が短くなり、狭い範囲に電気が集まって刺すような刺激になります。

目安は、こっている場所を挟むように2枚を貼ることです。

  • 肩:痛みの上と下に1枚ずつ
  • 腰:腰骨の少し上と腰の中心を挟む形
  • 太ももやふくらはぎ:こりの上下を挟む形

パッド同士がくっつくほど近づけず、少なくとも指2〜3本ぶんは離してください。

強度を上げていないのに痛みが出るときは、貼り替えるだけで大きく変わります。1度剥がして間隔を広げ、貼り直すのが早い解決策です。

パッドを骨の上や左右の手足へ分けて貼らない

左右の手足を同時に治療したり、内臓をはさむように貼ったりしないのが低周波治療器の基本の使い方です。事故や体調不良を起こす恐れがあるので、パッド2枚は体の片側へ貼ってください。

骨のすぐ上に貼ると皮膚が薄く、電気を筋肉で分散できないため刺激が強く出やすくなります。

  • 背骨(脊椎)
  • 鎖骨
  • 膝のお皿
  • すねの前面

骨をよけて周辺の筋肉の上に貼ると、同じ強度でも痛みが減ります。

首から上・心臓の周り・胸の中央はどのメーカーの機器も貼れない場所です。取扱説明書に貼ってはいけない部位が図で示されているので、低周波治療器を使う前に一度確認してください。

低周波治療器の強度は最弱から1段ずつ上げて心地よい手前で止める

パッドの状態と貼り方に問題がなければ、低周波治療器の強度を見直します。

ピリピリが強すぎるときは、電源を入れる前に強度を最弱へ戻します。動かしながら1段ずつゆっくり上げてください。

強度は「気持ちよい」の少し手前で止めます。「あと1段上げるとチクチクしそう」と感じたところが上限の目安です。

低周波治療器は段階数より自分の感覚を優先して合わせる

数字の目安は機種によって違います。10段階の機種もあれば20段階の機種もあるためです。

オムロンの取扱説明書や公式サイトのよくある質問にはパッドの枚数や貼り方が違う仕様が機種ごとに書かれており、強度の段階数も型番で変わります。

  • 10段階刻みで細かく調整できる家庭用機種
  • 15〜20段階刻みで微調整しやすい家庭用機種
  • モードごとに強度の上限が違う機種

同じ強度でも部位や日によって感じ方は変わります。前日と同じ数字にしたのに痛いなら、肌かパッドの状態が変わったサインです。

強度をむやみに下げるより、原因側を確かめるほうが解決が早くなります。

強度と時間の詳しい考え方は「低周波治療器の強さはどれくらい?痛くしない調整手順と判断基準」を参考にしてください。

肌の汚れと汗を落としてからパッドを貼る

低周波治療器を使う前に、パッドを貼る場所の肌を清潔に整えます。

ローションやオイル、皮脂はパッドの粘着力を落とすもとになるので、貼る前に石鹸や水で洗い流してください。

お風呂上がりに使うのが理想ですが、時間がない日は濡れタオルで貼る場所を軽く拭くだけでも違います。

肌の汗・保湿剤・皮脂は貼る直前に落とす

運動や入浴後に汗が残っているときは、乾いたタオルで拭き取ってからパッドを装着してください。

汗が残ったまま貼ると水分の膜で電流が流れやすい部分とそうでない部分ができ、刺激にムラが出ます。

日焼け止めや保湿クリームを塗った直後にも、直接パッドを貼らないほうが安全です。油分でパッドが密着せず隙間ができるため痛みの原因になります。

低周波治療器の刺激が下がらない、赤み・しびれ・痛みが続くときは使用を中止する

パッド・貼り方・強度・肌の順で確かめても刺激が痛いままなら、その日は低周波治療器の使用を中止してください。

パッドを剥がしたあとに赤みや小さな水ぶくれ、しびれが残る場合も同じ判断です。無理に続けると火傷や皮膚炎につながる場合があります。

低周波治療器の使用中に体調異変が出たらすぐ電源を切る

使用中にしびれが手足の先まで広がったり、めまいや心臓の苦しさが出たら、すぐに電源を切ってパッドを外してください。

低周波治療器は家庭用の医療機器なので、体調と合わない日は使うのをやめましょう。

翌日以降も同じ症状が繰り返し出るなら、皮膚科や整形外科で肌と痛みの原因を診てもらってください。

低周波治療器を使う前に使用してはいけない人・状況(禁忌)を確認する

ペースメーカーの装着中や妊娠中など、低周波治療器を使ってはいけない人・状況があります。詳しくは「低周波治療器を使ってはいけない人とパッドを貼ってはいけない部位」にまとめました。

低周波治療器を使う前に一度目を通しておくと安心です。

よくある質問

Q. 電源を入れた瞬間から痛いのは低周波治療器の故障ですか?

ほとんどは故障ではなく、パッドの端の浮きや貼る位置の近さ、肌の汚れが原因です。まずスイッチを止め、パッド・貼り方・強度・肌の順で確かめると原因が見つかります。

Q. パッドを水洗いすれば粘着力は必ず戻りますか?

一時的に戻ることはありますが、目安の回数を超えて戻らないパッドは、新しいものに交換したほうが痛みも避けられて安全です。

Q. パッドが骨の上に少しかかってしまう場合はどうすればいいですか?

パッドの中心が骨の真上に来ないように少しずらし、周辺の筋肉の上に貼ってください。同じ強度でも刺激が和らぎます。

まとめ

低周波治療器の刺激がピリピリ痛いときは、機器の故障を疑う前に、家庭で直せる原因を次の順で確かめてください。

確かめる順は次のとおりです。

  • パッドの粘着面と密着
  • パッドの貼り方(間隔・骨の上・左右の手足)
  • 強度の設定と上げ方
  • 肌の準備(汗・皮脂・保湿剤)

原因のほとんどはパッドの端の浮き・貼る位置の近さ・汗や皮脂の残りのどれかです。

パッドの水洗いで戻ることも多いですが、粘着力が落ちたパッドを我慢して使うと、電流が集中して火傷の原因になります。戻らないパッドは新しいものに交換してください。

刺激が下がらない場合や赤み・しびれが残る場合は、その日は低周波治療器の使用を中止します。翌日も続くなら医療機関で診てもらってください。

安全に使えば、低周波治療器は自宅で続けられるセルフケアの助けになります。今日のうちにパッドと貼る場所を1つずつ見直してみてください。

見直しの結果パッドを替える人は、種類別の互換品の選び方を次の記事で確かめてください。

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ほかのパッドを使っている人は、パッドの種類に合わせて次の記事を参考にしてください。

使っているパッドの種類は、本体の型番から取扱説明書で確かめられます。

参考情報

運営者
トモ
トモ
低周波治療器専門ブロガー
元工場勤務の37歳。現場作業で痛めた腰を救ってくれた低周波治療器に魅了され、専門ブログ「ビリログ」を開設。現在は大阪で2人の子供を育てる傍ら、数々のセルフケア機器を検証中。実体験に基づいた低周波治療器のレビューなどを本音でお届けします。
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