低周波治療器

低周波治療器の使用後に赤み・かゆみが出たら?中止と相談の目安

低周波治療器のパッドを外したあとに残る赤みとかゆみを1時間で見分ける判断基準を示すイメージ図
トモ

低周波治療器のパッドを外したら、貼っていた四角い形どおりに肌が赤くなり、うっすらかゆい。あなたは翌日も同じ場所へ貼ってよいのか、迷ったことはありませんか?

同じ症状を「そのうち消えるだろう」と放置したまま使い続けると、水ぶくれや広がる発疹まで進み、皮膚科に通う時間と費用がかかることがあります。

この記事では、赤みやかゆみが出たあとに家庭で判断できる順で、次の内容を整理します。

  • 外した直後の赤みが1時間で消えるかどうかで正常な跡と皮膚トラブルを見分ける手順
  • 赤みやかゆみが出たときに低周波治療器の電源を切ってから乾かすまでの3工程
  • 使用を再開してよい目安と皮膚科を受診する目安
  • 次から起きにくくするパッドの貼り方の見直し方

粘着力の落ちたパッドを使い続けている人は、パッドを安く交換する方法と、種類別の互換品の選び方を先に読むと替えどきを決めやすくなります。

パッドを外した直後の赤みは、1時間で消えるかどうかで見分ける

低周波治療器のパッドを外して1時間で消える赤みと、消えずに残る赤み・かゆみを比較した判断イラスト

低周波治療器を15分ほど使ってパッドを外すと、パッドの形に沿って肌がうっすら赤くなります。押しつけていた圧と粘着ジェルの反応が重なった一時的な変化で、多くは時間とともに引きます。

ここで大切なのは、消えるまでの時間で「正常な範囲か、いったん止めるべきか」を切り分けることです。

1時間以内に自然に消える赤みは、押されていた跡として扱う

パッドを剥がしたときの赤みは、1回15分ほどの使用であれば、おおむね1時間以内に薄くなっていくのが目安です。

かゆみや痛みがなく色だけが少しずつ引いていくなら、皮膚が押されていた跡と考えて問題ありません。

この状態であれば、次に使うときも同じ場所を避けて数センチずらせば十分です。同じ日に再び貼るより、次の日に回した方が皮膚の負担は小さくなります。

1時間経っても消えない赤み・かゆみは、皮膚トラブルとして扱う

パッドを外して1時間経っても赤みが残る場合や、かゆみ・ピリピリした感覚が続く場合は、単なる押し跡ではなく皮膚が刺激に反応している状態です。

「そのうち消えるだろう」と次の日にも同じ場所へ貼ると、症状が強くなり、水ぶくれまで進むことがあります。

この段階に入ったら、いったん低周波治療器の使用を止めて、次の3つの手順に切り替えてください。

低周波治療器の使用後に赤み・かゆみが出たとき、その場でやる3つの手順

低周波治療器の使用後に赤みやかゆみが出たときに行う電源オフ・水洗い・記録の3手順を示したイラスト

異常に気づいたら、まず肌への刺激を止めて、状態を落ち着かせてください。

市販の消炎剤やかゆみ止めをすぐに塗る前に、次の順で対応してください。

手順1:低周波治療器の電源を切ってパッドを外す

痛みや強いかゆみを我慢して残りの時間を使い切ろうとしないでください。

低周波治療器の電源を切ってから、パッドをゆっくり剥がします。

引っ張って一気に剥がすと赤くなった皮膚をさらに傷めるので、端から少しずつ持ち上げるように外すのが安全です。

手順2:パッドを貼っていた部位を水かぬるま湯で洗い、こすらずに乾かす

パッドを外した肌には、粘着ジェルの成分と汗、皮脂が混ざって残っています。

石けんを使う必要はなく、水またはぬるま湯で軽く流し、清潔なタオルで押さえるように水分を取ります。

タオルでゴシゴシこすったり、アルコール入りの拭き取りシートを当てたりすると、赤くなった皮膚をさらに刺激するので避けてください。

この一手間で、翌日以降にかゆみが残りにくくなります。

手順3:使ったパッドは再使用せず、症状を写真とメモで残す

赤みやかゆみが出たときに使っていたパッドは、そのまま別の場所へ貼り直さないでください。

赤みの原因が粘着剤の成分か汗かパッドの貼り方かを特定できないうちに再使用すると、同じ反応を別の部位でも起こしてしまいます。

どこに何分貼って、外してから何分後にどんな症状が出たかをスマートフォンのメモや写真で残しておくと、症状が長引いたときに皮膚科で医師へ伝えやすくなります。

低周波治療器の使用を再開してよいか、皮膚科を受診するかの判断基準

低周波治療器の使用をいったん止めたあと、次にいつから再開してよいかは、症状の消え方で見ます。

無理に翌日から再開すると同じ場所でトラブルを繰り返すため、次の3つを判断材料にしてください。

低周波治療器の使用は、赤みとかゆみが完全に消えてから別の部位・短時間で再開する

再開の目安は、赤みとかゆみが両方ともなくなっていること、皮膚を軽く触ってヒリつきがないことの2点です。

この状態に戻ってから、前回とは違う場所へ1回10分程度の短い時間で試します。

10分でも赤みが強く出るなら、その時点で止めて、次の受診の判断に進んでください。

パッドを貼った部位に水ぶくれ・じくじく・広がる発疹・強い痛みが出たら受診する

皮膚に次のいずれかが出た場合は、様子見をせずに皮膚科を受診してください。

  • 皮膚がぶつぶつと盛り上がる
  • 水ぶくれになる
  • じゅくじゅくと液が出る
  • 貼っていない部位にまで赤みや発疹が広がる

皮膚科では、次の情報をそのまま伝えると原因の切り分けが早く進みます。

  • 低周波治療器を使ったこと
  • パッドの種類が純正か互換か
  • 貼った時間と症状の経過

市販のかゆみ止めを塗ってから受診すると症状が薄れて原因が分かりにくくなるので、受診を決めたら、薬を塗らずに向かってください。

貼るたびに同じかゆみや赤みが繰り返すなら、皮膚科でパッチテストを相談する

パッドの銘柄や貼る場所を変えても同じ赤みやかゆみを何度も繰り返す人は、粘着ジェルや電極の金属に体質が合っていない可能性があります。

この場合、自分で別ブランドを買い続けるよりも、皮膚科でパッチテスト(原因物質を少量つけて反応を見る検査)を相談する方が確実です。

合わない成分が分かれば、次にパッドを買うときに商品ページの素材表示で避けられるようになります。

パッドで赤み・かゆみを起こしにくくする、次回からの貼り方

低周波治療器のパッドで赤みやかゆみを起こしにくくするための貼る場所のローテーションと肌の準備を示したイラスト

症状が落ち着いたら、次に同じことを起こさないようにパッドの貼り方を見直しておきます。

ここで整えておくと、パッドの寿命も一緒に延びます。

パッドを同じ場所に長く貼る、日をまたいで連続して貼るを避ける

低周波治療器の使用は1回15分前後を目安にし、同じ部位に何日も連続で貼らないでください。

皮膚の同じ場所が休まらないと、粘着剤が触れているだけで反応しやすくなります。

皮膚への負担を減らすには、次の3つを日替わりで組み合わせてください。

  • 肩と腰を交互に使う
  • パッドを貼る左右を分ける
  • パッドを貼る位置を数センチずらす

この3つを組み合わせるだけで、翌日の赤みの出方がかなり変わります。

汗、日焼け、乾燥、化粧品が残った肌は、パッドを貼る前に整える

次の状態の肌にパッドを貼ると刺激が強くなるので、貼る前に整えてください。

  • 運動直後で汗ばんだ肌
  • 日焼けした赤い肌
  • 冬場のかさついた肌
  • 保湿クリームや湿布を塗ったばかりの肌

汗はタオルで押さえ、クリームや湿布は貼る部位だけ拭き取り、乾燥がひどい日は使用そのものを1日見送るのも選択肢です。

この準備をしてから貼るかどうかで、翌日の肌の状態は変わります。

パッドの粘着力が落ちたら水洗いで戻し、戻らなければ交換する

粘着ジェルが乾いたパッドを無理に押しつけて使うと、密着していない部分に電気が集中し、赤みや軽いやけどのような跡が出やすくなります。

水洗いで戻せる場合は洗って自然乾燥させ、洗っても貼りつかなくなったら交換の時期です。

パッドの手入れ手順と交換の見極め方は、関連記事「低周波治療器パッドの粘着力を復活させる正しい方法」に詳しくまとめています。

交換の時期が来たパッドを替えるときは、種類別の互換品の選び方を次の記事で確かめてください。

あわせて読みたい
オムロンのロングライフパッドの粘着力が落ちたときの対処法と互換パッドの選び方
オムロンのロングライフパッドの粘着力が落ちたときの対処法と互換パッドの選び方

ほかのパッドを使っている人は、パッドの種類に合わせて次の記事を参考にしてください。

使っているパッドの種類は、本体の型番から取扱説明書で確かめられます。

そもそも低周波治療器を使ってはいけない人・部位を確かめる

赤みやかゆみを繰り返す人は、そもそも低周波治療器を使ってはいけない条件に当てはまっている可能性があります。

ここは自分で1度は確認しておくと安心です。

皮膚に異常や知覚障害がある人は、低周波治療器を使う前に医師へ相談する

家庭用低周波治療器の取扱説明書や、メーカーのよくある質問ページを確認してください。

皮膚に異常のある人や皮膚の感覚が鈍っている人は、低周波治療器を使う前に医師へ相談する対象として挙げられています。

感覚が鈍っていると刺激の強さや熱さに気づきにくく、赤みを通り越してやけどに近い状態まで進むことがあります。

糖尿病などで手足の感覚が弱くなっている人は、自己判断で始めないでください。

傷口、湿疹、日焼け、化膿している部位にはパッドを貼らない

パッドは、健康な皮膚に貼ることを前提に作られています。

切り傷や擦り傷、湿疹、日焼けや化膿している部位にそのまま貼ると、電気刺激と粘着剤の両方で症状が悪化します。

「少しの傷なら大丈夫」と重ねずに、その部位を避けて数センチずらして貼ってください。

避けるべき部位や条件の一覧は、関連記事「低周波治療器を使ってはいけない人と貼ってはいけない部位」にまとめています。

心臓ペースメーカーなどを使っている人は、低周波治療器を絶対に使用しない

ペースメーカーなどの体内植込型医用電気機器や、心電計などの装着型医用電気機器を使っている人は、家庭用低周波治療器を絶対に使ってはいけません。

赤みやかゆみ以前に、機器の誤動作で命に関わる問題が起きるためです。

低周波治療器を使う前に確認しておきたい基本ルールは、関連記事「低周波治療器の基礎知識」にまとめています。

よくある質問

Q. 使用中に赤みや痛みを感じたら、そのまま最後まで続けてもよいですか?

A. 続けないでください。強さを最弱まで下げても違和感が残るなら、途中でも電源を切ってパッドを外します。

無理に続けると、外したあとに赤みや水ぶくれが残ることがあります。

Q. 冷却シートや保冷剤で冷やしてから貼ってもよいですか?

A. 貼る直前まで皮膚を冷やして感覚が鈍っていると、刺激の強さや熱さに気づきにくくなります。冷やしたあとは、肌の感覚が戻ったのを確かめてから貼ってください。

Q. 純正パッドから互換パッドに替えたら赤みが出ました。相性の問題ですか?

A. 粘着ジェルの成分が変わると、同じ人でも肌の反応が変わることがあります。銘柄を替えても赤みが繰り返すなら、成分が肌に合っていない可能性があるため、皮膚科でパッチテストを検討してください。

まとめ

低周波治療器を使ったあとの赤みは、1時間で消えるかどうかで切り分けてください。1時間以内に消えるなら押されていた跡、消えないなら皮膚のトラブルです。

低周波治療器の使用後のかゆみに気づいたときにやることは、次の3つです。

  • 電源を切ってパッドを外し、水またはぬるま湯で洗って乾かす
  • その日は同じパッドを再使用しない
  • 水ぶくれ、じゅくじゅくした液、広がる発疹、強い痛みのいずれかが出たら皮膚科を受診する

貼るたびに同じ症状を繰り返すなら、体質に合わないパッドの可能性を疑いましょう。この判断基準を1度覚えてしまえば、赤みが出るたびに「使い続けてよいのか」で迷わなくなります。

次から同じトラブルを起こしにくくするパッドの貼り方や、低周波治療器を使ってはいけない条件は、記事内で紹介した関連記事にまとめました。あわせて読むと、次からの調整が安心して進められます。

皮膚の異常がおさまってからパッドを替える人は、互換品の選び方を次の記事で確かめてください。

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ほかのパッドを使っている人は、パッドの種類に合わせて次の記事を参考にしてください。

使っているパッドの種類は、本体の型番から取扱説明書で確かめられます。

参考情報

運営者
トモ
トモ
低周波治療器専門ブロガー
元工場勤務の37歳。現場作業で痛めた腰を救ってくれた低周波治療器に魅了され、専門ブログ「ビリログ」を開設。現在は大阪で2人の子供を育てる傍ら、数々のセルフケア機器を検証中。実体験に基づいた低周波治療器のレビューなどを本音でお届けします。
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