低周波治療器

オムロン低周波治療器HV-F312・F313・F322の違いを公式仕様で比較

木製のデスクに並べられた縦長型と正方形型の家庭用低周波治療器2台と、コード付きのジェルパッド2枚
トモ

オムロンの温熱低周波治療器HV-F312・HV-F313・HV-F322は、どれも充電式です。部位6種類・もみ方3種類・強さ20段階も、3機種で共通しています。

ところが、正方形のHV-F322だけは周波数の上限が108Hzで、縦長の2機種の1200Hzを大きく下回ります。深部モードもありません。

縦長のHV-F312とHV-F313は仕様表も取扱説明書も同じで、価格差は180円です(2026年9月時点)。実際に迷うのは、縦長の2機種とHV-F322のどちらにするかです。

この記事では、次の4点を順に確かめます。

  • 3機種の寸法・重さ・充電時間・治療コースの違い
  • HV-F322にない深部モードが必要な人
  • 家で使うか持ち出すかで1台に絞る順番
  • 3機種で共通の交換パッドと、使う前の安全の条件

使う場所と、痛む場所が表面か奥かが分かれば、3機種から1台に絞れます。

交換パッドの費用まで比べてから1台に絞りたい人は、温熱パッドの交換周期と、費用を抑える互換パッドの選び方も参考にしてください。

3機種の違いは3点に絞れる

HV-F312とHV-F313は縦長で仕様がそろい、HV-F322だけが正方形の別系統です。迷いどころは次の3点に絞れます。

  • 本体の形と重さ(縦長で約220gか、正方形で190gか)
  • 基本周波数の上限と治療コースの数
  • 本体価格の差

この3点のうちどれを重く見るかで、選ぶ機種が変わります。細かい数字は次の表で確かめてください。

項目HV-F312HV-F313HV-F322
本体寸法165×71×30.5mm165×71×30.5mm103×103×29mm
本体質量約220g約220g190g
電源充電式充電式充電式
基本周波数(Hz=1秒間に電気刺激を加える回数)0.7〜1200Hz0.7〜1200Hz0.7〜108Hz
治療コース3つ3つ2つ
深部モードありありなし
部位/もみ方/強さ6種類/3種類/20段階6種類/3種類/20段階6種類/3種類/20段階
別売パッド粘着パッド(HV-PAD-3)粘着パッド(HV-PAD-3)粘着パッド(HV-PAD-3)
税込価格(2026年9月時点)19800円19980円16880円

表で差が出るのは、基本周波数の上限と治療コースの数だけです。部位選択6種類・もみ方3種類・強さ20段階は3機種で共通なので、比べる手間はかかりません。

公式仕様を項目ごとに見比べる

机の上に立てて置かれた縦長の家庭用低周波治療器本体と、コードでつながった四角いジェルパッド2枚のクローズアップ

公式ストアの仕様欄と取扱説明書から、家で使うときに差が出る項目を順に見ます。数字はオムロン公式の表記をそのまま使います。

本体の大きさと重さ

HV-F313の本体寸法は縦165×横71×厚さ30.5mmで、本体質量は約220gです。HV-F312も同じ取扱説明書にある機種で、寸法と質量はそろっています。

テレビのリモコンに近い縦長なので、机に立てて置いても場所を取りません。寝た姿勢のまま画面を見られるため、刺激を途中で下げたい人に向きます。

HV-F322は縦103×横103×厚さ29mmで、質量は190gです。正方形のぶん手のひらに握りやすく、貼ったパッドのそばに本体を置いて使えます。

買う前に、この寸法を紙に写して手に乗せてみてください。届いてから思っていたより大きいと感じる失敗を防げます。

電源と充電にかかる時間

3機種とも充電式で、専用の電源アダプタ(ACアダプタ)で本体を充電してから使います。コードが邪魔にならないので、寝室や会社でも使えます。

HV-F312とHV-F313の充電時間は約5時間で、満充電から本体を使える回数は約4回です。1回の定格時間が30分なので、2時間ぶんを使うと次の充電が必要になります。

毎日30分ずつ当てる人なら、4日に1回の充電が目安です。使う曜日が決まっている人は、前夜に充電しておくと当日に止まりません。

HV-F322も充電式ですが、公式の仕様欄に充電時間の記載はありません。充電の間隔を正確に知りたい場合は、届いた製品の取扱説明書で確かめてください。

部位選択・もみ方・強さの段階

部位選択は3機種とも6種類、もみ方は3種類、強さは20段階です。ここに差はないので、機種選びの判断材料にはなりません。

部位の呼び方だけは公式の表記が違います。HV-F312とHV-F313の取扱説明書は肩、腕、腰、足、足裏、関節と書いています。

HV-F322の公式ページは肩・腰・腕・関節・ふくらはぎ・足裏です。呼び方が違っても、3機種のどれでも肩と腰と足裏を使い分けられます。

もみ方は「たたく」「おす」「もむ」の3種類です。強さは1から20まで動かせるので、刺激が強すぎたら段階を下げてください。

治療コースの数と深部モード

治療コースの数は、HV-F312とHV-F313が3つ、HV-F322が2つです。ここが3機種で一番大きな差になります。

HV-F312とHV-F313の治療コースは温治療Pro(じっくり温めるコース)・温治療・低周波の3つです。

温治療Proは15分じっくり温熱、15分低周波治療の組み合わせです。温めてからしっかり刺激したい人は、このコース目当てで選ぶ価値があります。

低周波モードには、「こだわり」の設定として深部モードがあります。痛みを伴う関節や腰、肩に悩む人へ向けた設定です。

周波数の上限とHV-F322の2コース

基本周波数はHV-F312とHV-F313が0.7〜1200Hzまで使えます。周波数は1秒間に電気刺激を加える回数で、高い周波数は急性の痛みに向きます。

HV-F322の治療コースは温治療と低周波の2つです。温治療コースは患部を約30秒間温めてから、約60秒間低周波で刺激する動きを繰り返します。

もう1つの低周波コースは、30分間じっくり流す設定です。治療開始から30分後に電源が自動で切れるので、消し忘れが気になる人でも扱えます。

HV-F322の基本周波数は0.7〜108Hzまでで、深部モードはありません。肩や腰の表面をほぐす用途が中心なら、この範囲で足ります。

付属パッドと別売パッドの型番

付属の粘着パッドは3機種とも1組2枚入りで、別売の型式はHV-PAD-3です。2026年9月時点で、4組8枚入りが税込2750円(1組あたり約690円)です。

型式が3機種で共通なので、途中で機種を買い替えても手持ちのパッドを使えます。買い足す枚数を読み違えても、無駄になりません。

他の別売品も共通です。温熱導子コード(HV-DOUSI-CGY)と専用アダプタ(HHP-AM11、充電用)も、3機種で同じ型式です。

パッド以外の消耗品まで同じ型式なので、長く使う前提で費用を見積もれます。3年ぶんの消耗品代を先に計算しておくと、本体価格の差は小さく見えてきます。

本体価格の目安

2026年9月時点のオムロン公式ストアの税込価格は、HV-F312が19800円・HV-F313が19980円・HV-F322が16880円です。HV-F312とHV-F313の差は180円しかありません。価格は購入先や時期によって変わるので、買う前に最新の価格を確かめてください。

HV-F322だけが3千円ほど安く、この差額は治療コースの数と本体の形に対する値段と考えられます。深部モードを使わない人には、払わずに済む3千円です。

在庫の状況は型番ごとに変わります。公式ストアで在庫なしと表示される場合は、楽天市場やヤフーの公式出店も見てください。

3機種から1台に絞る順番

手のひらに正方形の携帯型低周波治療器を握り、机の上の縦長型と大きさを見比べている手元

仕様を並べるだけでは決まらないので、確かめる順番を3ステップにします。使う場所、必要なモード、費用の順に見ると迷いません。

まず、家で使うか持ち出すかを決める

家の決まった場所で使うなら、縦長で画面の見やすいHV-F312かHV-F313が向きます。寝たまま肩や腰にパッドを貼っている間も、強さやモードを変えやすい形です。

カバンに入れて職場や旅行先へ持ち出したい人は、正方形で30g軽いHV-F322を選んでください。握って操作できるので、机のない場所でも扱えます。

この段階で候補が据え置き寄りと携帯寄りに分かれ、残りの比較が半分になります。使う場所を決めずに先へ進むと、あとの2つも決まりません。

次に、深部モードが必要かを考える

腰の奥や太ももの張りまで届かせたい人は、深部モードを持つHV-F312かHV-F313を選びます。関節や腰、肩の痛みに向けて用意されたモードです。

肩こりや運動後のふくらはぎなど、表面の張りをほぐす用途が中心ならHV-F322で足ります。使わないモードに3千円を払わずに済みます。

判断に迷ったら、いま痛む場所が皮膚の近くか奥かを思い出してください。奥のほうが気になる人ほど、深部モードを持つ機種が無駄になりません。

最後に、本体価格と交換パッド代を見る

本体価格の差は3千円ほどで、交換パッドはHV-PAD-3で共通です。毎月のパッド代はどの機種を選んでも変わりません。

純正パッドの出費を抑えたいときは、まず水洗いで粘着力が戻るかを試してください。戻らないパッドは寿命なので、次のパッドへ交換します。

純正以外を選ぶ場合は、本体型番と端子の形とパッド寸法の3点を自分で照合する必要があります。照合の手順は互換パッドを型番と端子と寸法で確かめる記事にまとめました。

買う前に読んでおく安全の条件

木製の机に開いて置かれた無地の取扱説明書と、その上に置かれたボールペン、奥にぼやける白い商品箱

機種が決まったあとに残る確認が3つあります。どれも届いた日から迷わずに使い始めるために、注文前に読んでおく項目です。

低周波治療器を使ってはいけない人

3機種はどれも管理医療機器で、使える人の条件が決まっています。ペースメーカーなどの植込み型医療機器との併用は絶対にできません。

人工心肺などの生命維持用医療機器、心電計などの装着型医療機器との併用も同じです。誤動作が生命に重い障害をもたらすためです。

乳幼児や体の自由が利かない人、睡眠薬を飲んだ人や飲酒後の人も使えません。寝ているときにも使わないでください。

妊娠している人や悪性腫瘍のある人、糖尿病で知覚障害がある人は、医師に相談してから使い始めます。持病がある人は、注文前に相談の予約を取っておくと届いた日から使えます。

パッドを貼ってはいけない部位と温熱の時間

貼ってはいけない場所も決まっています。心臓の近く、首から上、頭部、口中や陰部、皮膚疾患部には使えません。

左右の足裏を同時に治療したり、内臓を挟むように貼ることもできません。貼る前に、パッド2枚が体をまたいでいないかを見てください。

温熱治療では同じ場所で30分以上続けて使わないでください。タオルで覆ったり布団の中で使うと熱がこもるので、そのまま眠るのは避けます。

温熱を5分ほど続けても温かく感じないときは、すぐに使用をやめます。熱いと感じた時点で温熱パッドを外してください。

交換パッドの型番と入手先を控える

付属パッドは1組2枚なので、粘着が落ちたら交換します。買う前にパッドの型式と入手先を控えておけば、粘着が落ちた日にすぐ注文できます。

HV-F322では、純正の粘着パッドHV-PAD-3以外のパッドを使えません。純正以外で起きた不具合について、オムロンは責任を負わないと取扱説明書へ書いています。

出費を抑えたいときは、まず水洗いで粘着が戻るかを試してください。戻らないパッドは寿命なので、純正を買い足すのが一番安全です。

純正以外も見るなら、互換パッドをそろえた通販サイトであるRYNEXT+の一覧で寸法と対応表記を照合します。RYNEXT+は取扱先の一例で、当サイト(ビリログ)とは別サイトです。

温熱パッドの交換周期と、互換品を比べるときの見方は、次の記事にまとめています。

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よくある質問

Q. HV-F312とHV-F313はどちらを選べばいいですか?

HV-F312とHV-F313は同じ取扱説明書で扱われる機種で、寸法・質量・基本周波数・治療コースまでそろっています。税込価格の差は180円なので、新品で在庫がある型番を選んでください。

中古やアウトレットでHV-F312を見かけた場合も、使い勝手は同じです。本体の状態と充電池の残り寿命を確かめたうえで判断します。

Q. 深部モードはどのような機能ですか?

深部は低周波モードの中にある「こだわり」の設定で、痛みを伴う関節や腰、肩に悩む人へ向けて用意されています。HV-F312とHV-F313にあり、HV-F322にはありません。

周波数は1秒間に電気刺激を加える回数のことで、高い周波数は急性の痛みに向きます。肩の表面をほぐす用途が中心の人は、なくても困りません。

Q. 交換パッドはどれを選べば失敗しませんか?

3機種の純正パッドはHV-PAD-3で共通なので、まずこの型式を控えてください。4組8枚入りで、公式ストアと公式出店で買えます。

純正以外を検討する場合は、本体型番・端子形状・パッド寸法が合っているかを購入前に照合します。合わないパッドは貼れても密着せず、刺激が弱く感じる原因です。

まとめ

HV-F312とHV-F313は縦長で仕様がそろい、HV-F322だけが正方形で治療コースの少ない機種です。差は本体の形と周波数の上限、そして価格に出ます。

家で使い、腰の奥まで届かせたい人はHV-F312かHV-F313を選んでください。持ち出して表面をほぐしたい人にはHV-F322が向きます。

交換パッドは3機種ともHV-PAD-3で共通なので、買い替えてもパッド代は無駄になりません。ただし純正以外のパッドを、オムロンの取扱説明書は認めていません。

持病がある人は、低周波治療器を使ってはいけない条件を読んで医師に相談してください。今日できる次の一歩は、次の2つです。

  • 家のどの場所で低周波治療器を使うかを決める
  • 公式ストアの寸法を紙に写し、手のひらに乗せて大きさを確かめる

この2つを先に済ませておけば、届いた日から迷わずに使い始められます。機能を持て余す買い方も避けられます。

使い始めたあとの温熱パッドの交換周期と費用の抑え方は、次の記事で確かめてください。

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参考情報

運営者
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トモ
低周波治療器専門ブロガー
元工場勤務の37歳。現場作業で痛めた腰を救ってくれた低周波治療器に魅了され、専門ブログ「ビリログ」を開設。現在は大阪で2人の子供を育てる傍ら、数々のセルフケア機器を検証中。実体験に基づいた低周波治療器のレビューなどを本音でお届けします。
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