低周波治療器

低周波治療器パッドの洗い方と、粘着力を落とす6つの扱い方

低周波治療器パッドの正しい洗い方の記事サムネイル画像
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低周波治療器のパッドは、30回の使用につき1回だけ、常温の水と指の腹で洗うのが基本です。

毎回洗うと、かえって粘着力の落ち方が早まります。粘着面のゲルは、洗うたびに少しずつ削れていくからです。

そして粘着力を一気に失わせるのは、洗う回数よりもお湯、洗剤、タオル、ドライヤーのほうです。

この記事では、洗う頻度の決め方、手順ごとの理由、避けたい扱い方の順に説明します。

  • パッドを洗う頻度の決め方と、毎回洗ってはいけない理由
  • 水洗いの4ステップと、それぞれの手順にある理由
  • 粘着力を落とす6つの扱い方
  • 洗っても戻らないパッドの見分け方

この記事は一般的な低周波治療器のお手入れ方法をまとめたものです。製品ごとに仕様が違うため、必ずお手元の取扱説明書に従ってください。

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パッドを洗うのは30回に1回。毎回洗うと粘着力の落ち方が早まる

使用後に保護シートに正しく貼り付けられた低周波治療器パッド

使うたびに洗えば清潔で長持ちしそうに思えますが、パッドについては逆です。

パッドの粘着面は、水を含むことで貼りつくゲルという素材でできています。

このゲルは、洗うたびに表面がわずかに削れていくもの。洗う回数が増えるほど、戻る粘着力の幅は小さくなっていきます

洗うのは「貼りつきが弱くなった」と感じたときだけでよい

洗うタイミングは、貼りつきが弱くなったと感じたとき、または30回の使用につき1回が目安です。

逆にいうと、それ以外のときは洗う必要がありません。

では、パッドを使ったあとは何をすればよいのか。答えは「洗わずに保護シートへ貼り戻すだけ」です。

パッドを使ったあとは、粘着面を守るように置き場所を決めておく

使ったあとにやることは2つだけです。

  • パッドの粘着面にほこりや繊維がつかないよう、清潔な場所へ保管する
  • パッドの粘着面を下に向けて置かない(そのまま汚れが移るため)

この貼り戻すという一手間が、粘着力を守るうえで一番効きます。保管のコツは記事の後半でくわしく扱います。

水洗いの4ステップと、それぞれの手順にある理由

低周波治療器パッドを洗うために指先に水をつけたアップ写真

貼りつきが弱くなってきたら、いよいよ水洗いです。手順は4つだけですが、それぞれに理由があります。

理由が分かっていると、力の入れ方や乾かし方で迷わなくなります。

ステップ1:水に浸けず、指先に常温の水を数滴つける

洗面台に水をためてパッドを浸けるのは避けてください。ゲルが水を吸いすぎ、乾かしても粘着力が戻りにくくなります。

正しくは、指先に常温の水を数滴つけるだけ。蛇口の水を直接あてるのも、水の量が多すぎます。

ステップ2:指の腹で円を描くようになで、爪は立てない

粘着面についた皮脂や汗、角質を浮かせるつもりで、指の腹でやさしく円を描くようになでます

爪を立てないでください。ゲルに傷が入り、そこから剥がれが広がります。

力を入れすぎるとゲルがよれてしまうため、なでている感覚のままゆっくり動かしてください。

ステップ3:拭かずに水気を落とし、粘着面を上にして自然乾燥させる

汚れを落としたら、パッドを少し傾けて余分な水気を軽く落とします。振って落とすくらいで十分です。

このとき、タオルやティッシュで拭かないでください。繊維が粘着面に残ると、あとから取り除けません。

そのあとは粘着面を上に向けて、直射日光の当たらない風通しのよい場所に置きます。

乾くまでの目安は30分から1時間ほど。触れてみて貼りつきが戻っていれば乾いています。

ステップ4:完全に乾いてから保護シートに貼り戻す

乾いたことを確かめたら、パッドを保護シート(パッドを貼り付けて保管する台紙)へそっと戻します。

空気が入らないよう、端からゆっくり密着させるのがコツ。

乾ききらないうちに貼ると、ゲルが変質したり、保護シート側にくっつきすぎたりします。焦らず乾かしてください。

  1. 指先に常温の水を数滴つける
  2. 指の腹でやさしくなでる
  3. 拭かずに自然乾燥させる
  4. 完全に乾いてから保護シートに貼り戻す

粘着力を一気に落とす6つの扱い方

低周波治療器パッドのNGな洗い方を説明するイラスト

ここからは、各メーカーの取扱説明書で止められている扱い方のうち、とくにやってしまいがちな6つを挙げます。

どれも良かれと思ってやることばかり。だからこそ、パッドの寿命を削っていることに気づきにくいところがあります。

やってしまいがちな行動パッドに起きること
お湯で洗う粘着成分が溶け出す
洗剤や消毒用アルコールを使うゲルが縮んで固まる
ウェットティッシュで拭く薬剤と繊維の両方が残る
タオルやティッシュで水気を拭く繊維がゲルに埋まる
ドライヤーや日なたで乾かすゲルが変質して硬くなる
爪を立ててこする傷から剥がれが広がる

お湯で洗うと、粘着成分が溶け出してしまう

温かいほうが汚れが落ちそう、という感覚は自然です。ただ、パッドに対しては逆に働きます。

ゲルは熱に弱く、お湯にあてると粘着成分が溶け出したり、ゲルそのものが変質したりします。必ず常温の水道水を使ってください。

洗剤や消毒用アルコールは、ゲルを縮ませて固めてしまう

消毒になるからと、除菌シートや台所用洗剤を使いたくなる気持ちは分かります。

ただ、これらの成分はゲルの粘着力を化学的に壊します

とくに消毒用アルコールはゲルを急に乾かして縮ませるため、一度で貼りつかなくなることも。水だけで洗ってください。

ウェットティッシュは、薬剤と繊維の両方が残る

手軽で清潔そうに見えますが、市販のウェットティッシュには消毒用アルコールや洗浄成分が入っているものが多いところが問題です。

さらに、シートの繊維が粘着面に残ることもあります。薬剤と繊維の二重で傷めることになります。

タオルで水気を拭くと、繊維がゲルに埋まって取れない

早く乾かしたくてタオルで拭くと、繊維がゲルに埋め込まれます

一度繊維が入ったゲルは貼りつきが大きく落ち、元に戻すのはほぼできません。乾かすときは自然乾燥だけにしてください。

ドライヤーや日なたで乾かすと、ゲルが硬くなる

早く乾かしたい気持ちは分かるのですが、ドライヤーの熱風と直射日光はゲルを変質させます

とくに夏の窓辺に置くと、短い時間でゲルが硬くなってしまうことも。日陰の風通しのよい場所で気長に待ってください。

爪を立ててこすると、傷から剥がれが広がる

汚れをしっかり落としたくて、爪を立てて強くこする方がいます。

ただ、ゲルに引っかき傷がつくと、そこから剥がれが進みます。指の腹でやさしく、を守ってください。

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洗う回数そのものを減らす、パッドの保管と貼り方の3つの工夫

低周波治療器パッドを保護シートに丁寧に貼り戻している様子

洗うたびにゲルが削れるなら、そもそも汚さないほうが長持ちします

ここでは、洗う回数そのものを減らすための工夫を3つ挙げます。

工夫1:貼る前に、肌の皮脂と保湿クリームを拭き取っておく

粘着力を落とす一番の原因は、皮脂、汗、保湿クリームなどの油分です。

貼る前に石けんで洗うか、清潔なタオルで肌をさっと拭くだけで、汚れのたまり方がまるで違ってきます。

汗をかいた夏場や運動のあとは、必ず一度拭いてから。化粧水や乳液を塗った直後に貼るのも避けてください

工夫2:保護シートは、ゲルの水分を保つ部品として扱う

使い終わったパッドは、必ず付属の保護シートへ貼り戻してください。

これは単なる保護材ではなく、ゲルの水分を逃がさないための部品だからです。

なくしてしまった場合は、同じメーカーの補修用シートを取り寄せます。ラップでの代用はくっつきすぎてゲルを傷めることがあります。

専用のケースや袋があればそれを使い、引き出しの中で他の小物とぶつかる置き方は避けてください。

工夫3:冬は乾燥するぶん、置き場所を変える

意外と知られていないのが、冬の空気の乾燥が貼りつきに響くことです。

ゲルは水分を含んで貼りつくため、まわりの空気が乾くとそのぶん粘着力が落ちます

洗ったあと乾かす場所を、洗面所の近くのように乾きすぎない場所へ移してみてください。

保護シートをすき間なく貼っておくことでも、ゲルの乾燥を抑えられます。

洗っても戻らないパッドを見分ける5つのサイン

新品と寿命が来た低周波治療器パッドの比較写真

どれだけ丁寧に扱っても、パッドは消耗品です。次のサインが出たら、洗っても戻りません。

  • 洗っても粘着力が戻らない
  • ゲルが黄ばんだり黒ずんだりしている
  • ゲルの端が浮いている、または破れている
  • ゲルが硬くなってカチカチになっている
  • 使っている最中にパッドがすぐ剥がれる

古くなったパッドを使い続けると、電気が一部に集中してチクッとしたり、肌が赤くなったりすることがあります。

これらのサインが出たら、早めに交換してください。

替えのパッドは、対応する型番を確かめてから選ぶ

サインが出たら、お使いの機種に対応する型番を先に確かめてください。互換パッドの選び方と対応型番の調べ方でくわしく扱っています。

貼り替えの回数が多い方には、1枚のパッドを長く使う前提で作られたタイプもあります。

低周波治療器用のパッドを扱う通販サイトであるRYNEXT+は、その一例。当サイト(ビリログ)とは別のサイトです。

RYNEXT+の互換パッドを見る

よくある質問

Q. 洗ったあと、すぐに貼っても大丈夫ですか?

完全に乾いてから貼ってください。水気が残ったまま貼ると密着が悪く、電気の伝わり方にもむらが出ます。

乾くまでの目安は30分から1時間。急ぐ場合でも、ドライヤーは使わないでください。

Q. パッドを洗える回数に上限はありますか?

オムロンのロングライフパッドの場合、水洗いできるのは約10回まで。30回に1回のペースで洗うと、およそ300回の使用にあたります。

回数に届いていなくても、洗って貼りつきが戻らなくなったらそこが替えどきです。

Q. 繊維がついてしまったパッドは、もう戻せませんか?

ゲルに埋まった繊維を取り除くのは、まず無理だと考えてください。

粘着テープで表面をなぞる方法もありますが、ゲルごと持っていかれて悪化することがあります。

Q. 洗ったパッドを冷蔵庫に入れると粘着力が戻ると聞きました。本当ですか?

べたつきや端の浮きが出た段階なら、冷蔵室で一晩置くと戻ることがあります。

ただし湿度の高い野菜室は逆効果。また、ゲルが硬くなったパッドは冷やしても戻りません。

まとめ:洗う回数を減らし、洗うときは常温の水と指の腹で

オムロンのロングライフパッドは、適切な水洗いをはさめば約300回まで使えます。

逆にいえば、洗い方を間違えるとその手前で寿命が来てしまいます。

今日から続けられるのは、次の3つです。

  1. 使ったあとのパッドは、洗わずに保護シートへ貼り戻す
  2. 貼りつきが落ちたら、常温の水と指の腹で洗って自然乾燥させる
  3. パッドを貼る前に、肌の皮脂と油分をさっと拭き取る

パッドを長持ちさせることは消耗品代の節約になります。ただ、替えどきに替えることも同じくらい大切です。

傷んだパッドは電気の伝わり方にむらが出て、肌への負担にもなります。

このパッドはまだ使えるかなと迷ったときこそ、洗っても戻らない5つのサインを一度見直してみてください。

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参考文献・参照URL

【免責事項】この記事は一般的な低周波治療器のお手入れ方法をまとめたものです。製品ごとに仕様が違うため、必ずお手元の取扱説明書に従ってください。

肌に異常を感じた場合は直ちにパッドの使用を中止し、医師へご相談ください。

運営者
トモ
トモ
低周波治療器専門ブロガー
元工場勤務の37歳。現場作業で痛めた腰を救ってくれた低周波治療器に魅了され、専門ブログ「ビリログ」を開設。現在は大阪で2人の子供を育てる傍ら、数々のセルフケア機器を検証中。実体験に基づいた低周波治療器のレビューなどを本音でお届けします。
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